突然ですが、みなさんが「春」を感じるのは、どんなときでしょうか。
桜が咲いた時、ダウンジャケットから薄手のジャケットに切り替えた時、色々とあると思いますが、私にとって「春」を感じるのは、くしゃみの数と、ティッシュの消費量が増えた時。そう、花粉症の症状がではじめた時に「春」を感じます。
なんだか今年は花粉界でリオのカーニバルでも開催されているのかと疑ってしまうほど鮮やかに、そして大胆に飛び回っている花粉ですが、巷では北海道は花粉の量が三倍なんだとかそうじゃないとか。
でも、岩内に引っ越してきてからというもの、春を感じる楽しみも増えました。
「食」で四季を感じるしあわせ
先日、弊社の大人気コンテンツの料理体験でとんでもなくお世話になっている(そして個人的に大好きでたまらない)漁師の奥様から、びっくりするお裾分けをいただきました。
その正体は、
生しらす!しらすは釜揚げした状態のものしかみたことがなかったので、その透明度と新鮮さに驚きを隠せず、「これがしらすですか?」と三回連続で聞いてしまいました。衝撃度でいえば、クラスで物静かな男の子がある日メガネからコンタクトにし、毛先を遊ばせて登校して来た時の衝撃とちょうど同じだったと思います。「ずっと知っていたのに、実はイケメンだったなんて・・・!」という感じ。
どうやって食べるか聞いてから生しらす丼にして頂いたのですが、目が飛び出るくらい美味しかったです。ちょっと出てたんじゃないかな。完全にハートを鷲掴みにされました。
完全に見る目が変わりましたね。しらすの前でおしゃれしたい気持ちでいっぱいです。
そして次の日はご近所さんから竹の子を頂いたので炊き込みご飯と天ぷらにし、
また目がちょっと飛び出て、
その次の日はアスパラと牡蠣を頂いたので牡蠣とアスパラのクリームパスタにし、
目がこぼれ落ちました。
岩宇は食育先進国かもしれない
私の夫はフランス人なのですが、フランスは食育先進国で、子供のうちから美味しいものを食べたり学校で学んだりして味覚を育んでいくのだそうです。
そういう意味では、四季を自然の恵みで感じ、自然のものを新鮮なうちに、その食材に合ったそれぞれの調理方法で食べられているこの場所は、食育先進国なんじゃないか、と。
キッズイベントで子供とBBQしたりすると、「エビは殻ごと食べるとうまいんだよ!」「この野菜はこうやって焼くと甘みが出るよ!」と教えてくれるのは子供達の方で、食でいうと彼らの方が先輩なような気もしています(笑)「なんでそんなこと知ってるの?」と聞くと、大体は家族や近所の人から教えてもらっているのだけど、食を通じた思い出があるって良いことですよね。
大人になっても、絶対に思い出すきっかけがあるわけだから。
そう思うと、「こういうしあわせが、100年後もずっと続いていたら良いな〜」なんて思うわけです。
でもね、「うに食べ飽きた」「アワビ嫌い」「メロンもういらない」という子供達に私は言いたい。ならこのおばちゃんにちょうだい。(笑)
お裾分けってことは、私は何を返しているのって?
私の畑には雑草しか生えていないので、我が家はいつもこの強い味方石塚水産さんに助けられています
もうなくなってきたから、そろそろ買いに行こっと。(そして自分用にも笑)
今日も良い一日だったな〜。
みなさんにとっても素敵な一日でありますように!
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